18.  コロナで人生初の入院!

コロナで人生初の入院!

妻まで「コロナ」になってしまった

やるせない気持ち・・・

保健所からは毎日、体温と酸素飽和度の確認の電話がくる

少し胸が苦しい、なんといっても体がダルイ

妻も自宅療養となり、布団に入る

まだ、熱もなく動ける状態です

わたしは夕食をもどしたり、熱があがったりしてきました

保健所から「市立〇〇病院に行って、CTを撮ってください」との指示がありました

まだ症状が軽い妻の車の運転で病院に行きました

病院に着くと、駐車場に白いテントが張ってあり、またもや完全防備姿の看護師が対応してくれました

病院の裏口からCT室に案内されました

CT検査は、X線を使って身体の断面を撮影する検査です

あおむけになり、大きな筒形の機械の中にゆっくり入っていきました

「肺炎が確認されました」

まじかっ!

胸の息苦しさは肺炎だったのか!

てっきり「適応障害」の症状かと思っていました

もう、なにがなんだか分からなくなってきた

自宅に帰ると保健所から電話がありました

「今から入院してください」

「今からすぐに準備して、病院にこれますか?」

「わかりました、すぐ行きます」とわたしと妻は慌てて入院の準備をしました

なんだか慌ただしいな・・・(^_^;)

ジャージにサンダルと小型のスーツケース

病院に着くと、完全防備の看護師さんたちが3名いました

妻もコロナですが、まだ症状が無いため、自宅療養となり、妻とはここでお別れでした

看護師さんは、わたしに車いすまで用意してくれていました

全然歩けるのに、「乗って下さい」と言われ、生まれて初めての車いす

「俺ってどうなるのかな」・・・

不安の中、ものすごい重病者扱いで病院の中に入っていきました

つづく・・・

今日も良い一日でした(^^)/

17.  まさか妻まで「コロナ」になった!?

まさか妻まで「コロナ」になった!?

病院から「コロナ陽性」の連絡があったあと、

保健所からも連絡がありました。

うわっ!なんか本格的になってきた・・・

ニュースや新聞に会社名とか出るのかな・・・

超不安になってきました

保健所からの聞き取り調査が電話で始まりました

「会社名とかニュースにでるんですか?」

おそるおそる、わたしが聞くと、

保健所のかたは、

「会社名とかはニュースや新聞に出ません」

「ニュースには感染者の人数だけです」

「あとは県のホームページで「〇〇区の50代男性」ぐらいしかでません」

わたしはホッと胸をなでおろしました

保健所の方は、今の体の状態や、発熱が始まった日などを聞き取りました

「感染の原因となった場所とかわかりますか?」

わたしは正直に

1週間前に副社長と上司で車で出張にいった事を話しました

調査はそれぐらいでした

会社は今頃どうなっているのかな?

保健所の方から、連絡が行っているはずです

考えない・・・考えない・・・(^_^;)

保健所の指示で、妻と23才の子供が濃厚接触者となるので、近くの病院でPCR検査に行くことの指示がありました

どうか「陰性」でありますように・・・

それから翌日保健所から郵便が届き、体温計とパルスオキシメーター(指にはさんで「酸素飽和度」・・体内の酸素量を数値であらわす機械)が届きました

病状は、体温は37度台がつづく

体はとても気だるく、少し息苦しい

食欲もあまりない・・

会社の休職にあわせて、まさかのコロナ・・・なんという運の悪さ・・・

そんな中、保健所から電話がありました

「奥さんもコロナの陽性です」

まじかっ!

ママに移っちゃったよごめんね。

妻は

「一緒の家だからしょうがないよ」

と平然!

「子供が「陰性」だったからよかったね」

と言っていました

こんな時って男はダメで、女性は強いな

つづく・・・

今日も良い一日でした(^^)/

 

16.  まさかのコロナ!!

まさかのコロナ!!

妻に怒られて、しぶしぶ病院に行きました

世の中はコロナ禍の真っ最中!

病院の看護師さんも厳重警戒態勢です

ゴーグル、ゴム手袋、ガスマスク?防護服?のような重装備でした

病院の駐車場で体温をはかり、裏口から病院に入りました

先生との診察

「風邪だと思うけど一応PCR検査しとくね!」といわれ、唾液をとられました

まさか・・・コロナ?・・・

翌日の朝

病院から電話がありました

妻が電話に出ました

結果は「コロナ陽性!」

まじかっ!!

妻からは「会社に連絡した方がいいよ」と言われ、腹をくくりました

 

会社ではコロナ第一号です。 しかも管理職、部長の俺が、情けない・・・

覚悟を決めて、会社の上司に電話しました

上司は「うそー!・・・分かった・・・」

その後のことは想像しないようにして、布団に潜り込みました

実は、一週間前ほどに副社長と上司とわたしで車で出張があり、片道6時間の密室の状態でした

副社長、上司も陽性だったらどうしよう・・・

バラまいてたらどうしよう・・・

布団の中で、もんもんとしていました

妻は

「考えてもしょうがないよ!あとは会社に任せよう!」

バッサリ!

なんとも力強い・・・

とにかく今は、自分の体をなんとかしよう

体温は高く、胸が苦しく、気だるさマンサイ

精神的、肉体的に結構追い詰められていました

「とにかく食って寝る」

今はこれしかできませんでした・・・

つづく・・・

今日も良い一日でした(^^)/

15.  適応障害と診断されて会社を休職しました・・そしてまさかのコロナ!

適応障害と診断されて会社を休職しました・・そしてまさかのコロナ!

わたしは4月6日から休職にはいりました

休職一日目はとにかくゆっくり寝ました

お医者さんからは睡眠薬「ベムソムラ」を処方していただいています

薬が効いたのかどうかわかりませんが、途中で目が覚めることなくゆっくり眠れました

ゆっくりねむれたことによる安心感と、休むことができる解放感につつまれています

今日から休めるんだ・・・本当に良かった・・・

妻に「ママありがとう」と告げました

休職の最初のころは、とにかく良く眠りました

しかし、そのころ熱が少し高く、37度程度の熱と、胸が少し苦しいのと、体の気だるさがありました

これはきっと、寝すぎによる体のダルさだと思っていました

適応障害ってこんなにも気だるさがあるのか、呼吸も少し息苦しい・・・

こんな症状が4月6日から休職して、4月9日まで続きました

なにかおかしい・・・

4月9日、食事をもどしたり、気だるさがひどい

熱も37.9度まで上がった

風邪かな・

まさか、「コロナ」ではないよな?

今、世の中は「コロナ」の2回目の緊急事態宣言が終わったばかり、

会社ではまだ一人の発病者も出ていない状態です

「コロナ」だったら会社のみんなに迷惑がかかるな・・・

ただでさえ休職中で会社でなにくそ言われているのか分からない状態なのに、そのうえ「コロナ」となると、目も当てられない・・・

そんなことが頭をよぎりました・・・

ママに

「コロナで陽性だったら会社に迷惑がかかるから、病院には行きたくない!」

と言ったら、

「コロナの陽性を隠している方が会社に迷惑かかるわよ!」

と怒られました

わたしは、病院に行くことを決意しました

つづく・・・

今日も良い一日でした(^^)/

14.  適応障害になるまで その6

 

適応障害になるまで その6

診断書には

 

傷病名 適応障害

令和3年4月5日より当科通院中です。病状悪化にあり、令和3年4月6日~令和3年7月5日まで休職、自宅療養を要すと診断します。

 

との文言が書いています

これを見てとても安心したのと、会社にはなんて言おうと複雑な気持ちが入り乱れました

でも、これで休める・・・

妻も「大丈夫!何とかなるから!よかったね」と言ってくれました

そのあと、わたしは会社の上司に電話をしました

上司には

「病院に行ってきました」

適応障害と診察されました」

「3ケ月の休職が必要だと診断されました」

「大変申し訳ありませんが、明日からお休みさせていただけないでしょうか?」

上司は「今はゆっくり休んでください」と言われ、

わたしは「大変申し訳ございません。診断書を会社に送ります」と電話を切りました

これでよかったのかな・・・

明日から休んでいいのかな・・・

後の仕事はどうなるんだろう・・・

妻から「考えてもしょうがないよ!今はゆっくり休んで」と言われた

妻に助けられた

本当に感謝します

そして病院の先生にも感謝します

これから自宅療養がはじまります

今日も良い一日でした(^^)/

 

13.  適応障害になるまで その5

適応障害になるまで その5

月曜日の朝、わたしは緊張して目が覚めました

これからどうなるんだろう・・・

本当にわたしは病気かな・・・

お医者さんに病気じゃないよ!仕事行きなさい!っていわれるのかな・・・

どうなるんだろう・・・

午前10時すぎ、診察が始まる

妻も隣にいてくれる

白髪の先生とヒアリングしました

家族構成、小さいころからの生い立ち、どんな子供だったのか・・・

約30分間のヒアリング

わたしの父、母ともに家の借金に追われ、アルコールに溺れたこと

兄がうつ病を患っていること

家族のありのままを恥ずかしかったけど話しました

そして、今の私の症状、会社での立場、重圧のことも話しました

白髪の先生があまりにも形式的な事しか聞かず、機械的に感じたので、わたしと妻は、正直

「こんな話で病気を診断できるのか?」

「このままカウンセリングで終わるのか?」

と不安になりました

それからしばらくして、別の診察室に呼ばれました

そこには、"本当?"の心療内科の先生が座っていました

先ほどの白髪の先生は、ただ心理カウンセラーのような立場の人で、病気を診断するお医者さんではなかったのかと思います。(・・先生かもしれません(^_^;)あまりにも機械的だったので・・・)

"本当"の先生?は黒髪の長髪で、小柄で、声はか細く、腰が少しまがっており、病弱な感じがしました

机の上にはゼロコーラの飲みかけがありました

診察が始まりました

か細い声は少し聞き取りにくいものでした

先ほどの白髪の先生の話しと同じようなことを聞かれました

でも先生は

「大変でしたね」

「眠れずに苦しかったですね」

と、わたしに寄り添う言葉をかけてくれました

なんか、そのか細い声がとてもやさしくて、安心感がありました

先生は、

適応障害ですね」

「軽いうつ症状です」

「会社のストレスが原因ですね」

「少し会社から離れたほうがいいですね」

「3ケ月ぐらい休んだ方がいいですね」

「診断書を書いておきます」

あっさり

わたしと妻はあまりにも「あっさり」でしたので、すこし驚きました

そして、わたしのなかで

「助かった」・・・と思いました

「これで休める」・・・

先生はさらに

「会社との連絡がやりづらければ、病院を通して連絡することができますよ」

とまで言ってくれました

そんなところまでしていただけるのか・・・と思いながら、

わたしは「わたしの方から会社に連絡します」と先生に言いました

妻と先生には本当に「感謝」したいと思います

「助かった」・・・

本当にこころからそう思いました

つづく・・・

今日も良い一日でした(^^)/

12.  適応障害になるまで その4

適応障害になるまで  その4

令和3年4月3日の朝、会社に行きたくないモード全開でした

妻から、「いい病院みつけたの。今日予約するからね」と出がけに言われました

病院に行くのが正直まだ決心がついていませんでした

本当に病院に行ったらこの先どのような事になるんだろう・・・

会社をいきなり休むことになったらなんて言われるんだろう・・・

これから起こることが不安でたまりませんでした

でも妻の真剣さに押され

「お願いします・・」と言って、会社に行きました

午前10時に妻から電話がありました

「月曜日の10時に予約が取れたから、一緒に行こうね!」

わたしは少しホッとしながら、「ありがとう」と妻に言いました

そして、これから本当に始まるんだなと緊張しました

今日は土曜日で、明日お休みだから、今日中に会社に言わなくてはいけません

タイミングを見計らって、上司の常務に16時ごろ時間を頂きました

常務と2人で応接室に入り、

「実は明後日の月曜日に妻と心療内科に行ってきますので、月曜日はお休みさせてください」

すると、常務は

「俺も病院に行った方がいいと思っていた」

「最近、顔つきが違っていたので心配していた」

「月曜日は休んで病院に行ってきなさい」

少しホッとしたのか・・涙が滲んできました

病院にいけば、いきなり休職するかもしれませんので、自分のノートや私物を紙袋に入れて持って帰りました

家に帰って妻に

「病院、予約してくれて、ありがとう」

「月曜日の診察に一緒に行ってくれるかな?

妻は

「一緒に病院行こうね」

と言ってくれた

つづく・・・

今日も良い一日でした(^^)/