34. どん底サラリーマンが株式投資で2億円:お金の勉強!【要約】
正式な本の名前は「どん底サラリーマンが株式投資で2億円 いま息子に教えたいお金と投資の話」です。
お金の勉強をしていくうちに、株式投資に興味がわきました。
また、わたしにも23歳と21歳の息子がおり、ぜひ知っておいてもらいたい内容です。
それでは、勉強開始!
本書はそんなDokGenさんが、息子と焼鳥屋に行ったとき、これまでの人生を振り返りつつ、息子へお金と投資について説くお話です。
結論
”人生100年時代とも言われる長い人生を生き抜くには、株式投資が欠かせない”
”サラリーだけで生きられる時代は終わった”
”労働者は資本家を目指すべき!その方法は「株式」を買い、「投資家」になればいい”
本書の内容
STEP1 年収400万円からの株式投資
”どん底サラリーマンの強みとは”
著者は35歳のときに離婚。5歳の子供と父子家庭になりました。
全財産は90万円。
どん底から這い上がるために、自分の”強み”を分析しました。
その強みとは?
強みを分析した結果、
”インターネットを活用した株式投資しかない!”
そして目標として、
”株式投資で資産1億円築く”
そのためには、
”軍資金1000万円を貯める”
との決断にいたりました。
まさに”背水の陣”だね!
STEP2 4年で1000万円貯める方法
”毎月決まった給料が入ってくるサラリーマンなら、出資を抑えて「節約」するだけで、お金を増やせる”
住居費は手取りの月収の15%以内
”節約の基本は固定費を削ること!”
”住居費は家計の出費の第一位!”
月々の住居費は手取りの20~30%が一般的には妥当とされていますが、軍資金を貯めるということであれば、なるべく15%程度に抑えたいところです。
ましてや、住宅ローンという大きな借金を背負うのは、株式投資にとってマイナス以外のなにものでもありません。
投資するために限らず、住居費は抑えたほうが生活はラクだね!
多くの書籍でもよく言ってることだね。
食費は3万円前後
”食費は家計収入の15%程度が目安とされている”
単身の男性の食費平均は40,331円(総務省の2019年「家計調査」)
4年で1000万円貯めるには、
月収が手取り30万円なら、食費は単身者なら収入の10%となる3万円前後に抑えたい。
それを実現するために欠かせないのは「自炊」です。
たしか、前回記事の「年収90万円東京ハッピーライフ」でも同じこと言ってたよ。
参考記事:年収90万円東京ハッピーライフ
着るものは全身ユニクロ
”衣食住のなかでも、被服費はもっとも減らしやすい”
クリーニング代は、馬鹿にならない。
ワイシャツ1枚が150円なら、
20日間で3,000円。
年間36,000円の出費となります。
⇒アイロンをかけましょう!またはノンアイロンを買う!
普段着、仕事着にしても、ウォッシャブルでクリーニング代がかからないものにしよう!
少しでも節約しようね!
家計簿はいらない
”個人投資家に必要なのは、家計簿のように過去のお金の流れを振り返ることではなく、「いまいくら資金があり、それをどう使う(運用する)か」を明確化すること”
家計簿をつけるより、節約するための行動をすぐに起こしましょう!
”節約するには、毎月変動しない固定費をどれだけ削れるかがカギになる”
節約したお金はどんどん投資にまわそう!
STEP3 1000万円からの倍増株式投資
著者の投資家人生は、次の3段階を踏んで変化してきました。
著者はステージ2の段階のとき、信用取引で軍資金1000万円を2億3500万円まで増やしています。
しかし、ライブドア・ショックにより、株式資産が大きく吹き飛び、8000万円まで激減した経験があります。
信用取引で大きく増やし、大きく激減しましたが、軍資金1000万円が8000万円にはなっています。
この8000万円を、ほったらかしでも運用成績が好転する「ほっとけ投資」に切り替えました。
次のSTEPで「ほっとけ投資」を具体的に学ぼう!
STEP4 資産2億円への「ほっとけ投資」
「ほっとけ投資」とは、
その銘柄を買ったら、超長期保有する投資スタイルです。
では、どのようにして「ほっとけ投資」にふさわしい銘柄を見つけるのでしょうか?
銘柄選定の4つの基準を教えてくれました。
①知っている会社
⇒自分がよく知っている業種や業界で、なおかつ実際に使ったり、見たりしたことがある。
⇒自分が好きな会社に投資したほうがいい。
「株式を買う=その会社のオーナーになる」という気持ちで!
②たぶん倒産しない会社
⇒倒産の恐れがあるかどうかを見定めるには、株価や利益の動きを見るより、財務基盤を確認する。
チェックするのは、次の3つ
自己資本とは株主から出資されたもので、「返済義務のないお金」のこと
他人資本とは銀行などからの借入金(負債)で「返済義務のあるお金」のこと
自己資本比率が高いほど経営が健全。
2.利益剰余金=企業が上げた利益から、配当金などを差し引いたもの。
この利益剰余金が大きい会社ほど稼ぐ力がある。
3.現金と現金同等物=現金や預金。現金化しやすいもの。
要するに会社にどのくらい「現金」があるか。
③割安な会社
株価が割安なのかを判断する指標に「PBR」(株価純資産倍率)と、「PER」(株価収益率)がある。
・PBR=会社の「純資産」に対して、株価が高いか・安いかを示すもの。
PBRが1.0倍未満なら、純資産が時価総額を上回り、本来の価値よりも割安で株価が推移していることを意味する。※時価総額=現在の株価×発行済株式数・・・「その会社の金額」とも言える。
・PER=会社の「収益」に対して、株価が高いか・安いかを示すもの。
PERが低いと株価は割安と判断する。
いずれもネットで検索すれば数値が出てくる。
「ほっとけ投資」の銘柄選定では、同じ業種で相対的に割安であり、PBRが1倍以下、PER10倍前後で放置されている銘柄を探す。
④小さな会社
東証一部の銘柄で、「時価総額」のランキング上位100までが「大型株」、400位までが「中型株」、それ以外を「小型株」という。
時価総額が比較的小さな「小型株」をターゲットとする。
なぜなら、市場の注目度が低いため、割安で放置されつつも、成長性が期待できるから。
難しい用語がたくさんあるね!
大事なことはしっかり勉強して、実際に買ってみることだね!
STEP5 サラリーマンが株式投資で勝つ条件
借金をしない
”経済的に自立して、個人投資家としてまとまった資産を形成したいなら、若いうちから借金を背負ってはいけない”
”とくに数千万円もの住宅ローンを背負うことはご法度だ!”
株式は持っているだけで配当金を生んでくれるし、値上がりすれば売却益だって得られます。
でもマンションには月々のローンの支払いのうえ、管理費や修繕積立金もかかります。
税金面でも不動産を持っていると毎年、固定資産税がかかります。
また、クルマを所有するのも、各種税金、車検、保険、駐車場、ガソリン代がかかります。
必要なときだけ、カーシェアやレンタカーを利用しましょう。
借金をせずに、そのお金を投資に回すことで、将来の資産形成に大きな差が生じます!
住宅ローン、クルマのローンは大きな足カセになるね!
スタディ(勉強)をする
”株式投資には学びが欠かせない”
投資の勉強は学校の勉強とは違って、実益にかなった「楽しみ」であり「習慣化」しやすい。
投資で負けたくなければ、勉強しよう!
仕事を頑張る(でも時間は売るな)
”仕事に真面目に打ち込むことは、投資活動にもプラスに作用する”
仕事の中で違う分野の人たちと触れ合うことで、投資先のヒントが見つかる可能性があります。
でも、限りのある自分の「時間」を、会社の仕事に安売りはしないようにしましょう。
株式投資で仕事がおろそかにならないように!
自分の仕事はまっとうしよう!
筋トレは株式投資にプラス
”経済力があっても、肉体が衰えては人生を楽しめない。筋肉を鍛えて健康を維持するためのトレーニングは欠かせないと思っている”
トレーニングは仕事や投資活動にもポジティブな影響を与えます。
カラダにも投資しよう!
定年退職後の切実な資金問題
”毎日夜遅くまで働いて、それなりの成果を得て、会社から「よくやった」と評価されることをモチベーションに働き続け、いつしか定年を迎える。”
著者は会社で部下をもち、60歳を迎える職員の定年後再雇用希望者の面談をしています。
そのとき考えることは、
「この人のサラリーマン人生は果たして報われたのだろうか?」
雇用延長であと5年働いたとしても、給料は減額されてしまいます。
果たしてそれが、残りの人生を5年削ることに相応しい給料でしょうか?
定年後、苦労しないためにも、株式投資を含めて人生設計を考えることが不可欠だと切実に思います。
若いうちから将来を見据えた投資を始めておこう!
STEP6 資産2億円からの人生設計
”残りの人生のキャッシュフロー計算書”
いま持っている資産と残りの人生を考慮して、キャッシュフロー計算書をエクセルでつくってみましょう。
わたしも残りの人生のキャッシュフロー計算書を作ってみたよ!
家族の年齢、ライフイベント、収入金額、支出金額、預金残高を年度別に表にしました。
残りの人生の必要金額がわかると、いまやるべきことが見えてくるね!
まとめ
”人生100年時代とも言われる長い人生を生き抜くには、株式投資が欠かせない”
”サラリーだけで生きられる時代は終わった”
”労働者は資本家を目指すべき!その方法は「株式」を買い、「投資家」になればいい”
これまで「お金を増やす」とは、会社で働いて増やすしか頭にありませんでした。
残業したらお金が増える・・・
昇給したらお金が増える・・・
出世したらお金が増える・・・
ぐらいかな・・・
このまま定年まで同じ会社で働いていたら、おそらく「投資でお金を増やす」には気づかずにいたでしょう。
「わたしのサラリーマン人生は果たして報われたのだろうか?」
と、死ぬ前に後悔していたかもしれません。
お金の勉強を始めて、「投資」の必要性は十分に理解できました。
わたしも「投資」の勉強を始めて、実践していきます。
そして息子たちには豊かな人生を送ってほしいので、投資の知識を伝えたいと思います。
最後に著者は焼鳥屋で息子とビールを飲みながら、次のように話しています。
「会社の給料でいい人生を送れる時代は、おばあちゃんの時代で終わっている」
「給料以外の収入を得るために、軍資金1000万円を貯めろ」
「会社は社員の生活を守るつもりは、これっぽっちもない」
「自分が働かなくても、お金が入る手段を考えておけ」
国の財政が破綻寸前で、少子高齢化で年金制度がガタガタになりつつあるということは、ずいぶん前から指摘されている。
どれだけ警鐘が鳴らされていても我関せずで、なんら行動せず、老後の生活が危機にさらされたとしたら、それは自己責任でしかない。
サラリーマンが給料以外に株式投資などで稼ぐことは、もう当たり前の時代になっている。
問題は定年退職か早期リタイヤまで、どのくらいの資産を貯められるかだ。
だから、母がしてくれたように、自分は社会人となる息子に株式投資の勉強代として80万円を渡した。
そのときに条件としたのは、次の3つだった。
「自分で投資先を探すこと」
「パパに投資先を訊かないこと」
「リスクが高いFX(外国為替証拠金)と仮想通貨(暗号資産)はやらないこと」
p.171-172
この記事があなたの人生に少しでもお役にたてればうれしいです!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
以上、「どん底サラリーマンが株式投資で2億円」の要約でした!