29.  漫画「バビロン大富豪の教え」:お金の勉強!【要約】

この本を読んだキッカケは、両学長の「お金の大学」でした。

わたしは、お金の勉強に必要性を感じ、「お金の大学」を勉強していました。

その中の「お金を守る力」で、”お金を天敵から堅守せよ!”と紹介がありました。「お金の大学」【要約】

この言葉は「バビロン大富豪の教え」の言葉です。

わたしは、この「バビロン大富豪の教え」も学んでおくべき一冊だと感じ、早速この本書を手に取りました。

本の紹介

・著者:ジョージ・S・クレイソン  漫画:坂野 旭  企画.脚本:大橋 弘祐

・原作は1926年にアメリカで出版された「バビロンいちの大金持ち」を漫画化したものです。

・舞台は古代バビロニアで、武器商人の息子バンシルが、バビロンいちの大金持ちアルカドから「お金の増やし方」を教わり、大富豪へと成長する物語です。

・お金を「貯め」、「守り」、「増やす」原理原則の教えが百年たった今でも読まれています。

 

古代バビロニアとは?

紀元前18世紀~4世紀まで現在のイラクあたりに存在した王国です。首都はバビロン。

結論

 

”お金持ち”というのは

 「お金の増やし方を知っている者」

知恵を持ち、その通りに行動すれば

 誰だってお金持ちになれる!

 

本書の内容 「黄金を増やす七つの道具」とは?

第一の道具・収入の十分の一を貯金せよ

まずは「収入の1/10を貯金すること!」

サラリーマンの生涯年収は約3億円といわれています。

その1/10を貯蓄にまわせば、定年までに3,000万円貯めることができます。

そのためにすることは、固定費(生活費)削減(見直し)することです!

itteki
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固定費をしっかり見直して、コツコツ貯めていこう!

ただ、切り詰めすぎると楽しくなくなっちゃうから、まずは浪費をなくすことから始めよう!

第二の道具・欲望に優先順位をつけよ

収入の1/10を貯金して、残り9/10しか使わないと決めれば、自分に本当に必要なものは何か?を考えるようになります。

そうすれば一番やりたいことにお金を使うことができます。

人間の欲望には際限がありません

今の自分にとって本当にそれが必要かどうかを考えなおしてみよう!

itteki
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高級ブランドや高級店での外食は必要かな?

それらを我慢しても生活は変わらないと思うよ。

第三の道具・貯えた金を働かせよ

”お金を持っていることが財産ではない”

”「定期的にお金が入ってくる仕組みこそ」本物の財産である”

と、アルカドは説いています。

では、具体的何をすればよいのでしょうか?

本書では投資として「外国株式のインデックスファンド」の長期運用を推奨しています。

理由は、

・ 世界経済は成長し続け、それに伴い株価も上がり続けている

・ ネットの証券会社で、数万円程度から購入できる

・ 情報を集めるための時間を取られない

・ 一度買ったら、勝手にお金が働いてくれる

インデックスファンドとは?

日経平均株価やNYダウなどの株式指標(インデックス)に値動きが連動している投資信託(ファンド)のこと。

プロ(運用会社)が運営する金融商品で、外国の優良企業の株式を詰め合わせたようなものです。

 

そもそも投資信託とは?

投資信託とは投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、プロが運用し、その運用の成果として生まれた利益を皆さんに還元するという金融商品のこと。

 

※元本が減るリスクはありますが、リスクをとらずお金を増やす方法はないよ!

itteki
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わたしも「つみたてNISA」で全米株式に連動したもの、先進国株式に連動したもの。日経平均に連動した商品で積み立てを始めたよ!

まずは一歩前進だ!

つみたてNISAとは?

投資信託をする際に利用できる少額投資非課税制度のこと。

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、「つみたてNISA」を利用すると非課税で分配金を受け取ることができます。

投資額と期間に上限があって年間最大40万円で、 非課税期間は最長20年です。

少額からの投資が可能なので、初心者にはオススメです!

第四の道具・危険や天敵から金を堅守せよ

世の中には「うまい儲け話」や「お金を失う危険なこと」がゴロゴロ転がっています!

すぐに飛びつかないで、必ずその道に長けた人に相談することが大事です!

本書でもバンシルが儲け話に乗ってしまい、財産を失う場面があります。

「お金の大学」でも、”お金の天敵とは、詐欺、ぼったくり、被災、盗難、浪費などに気を付けよう!”

と言っていますね!

itteki
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相談する相手は銀行や証券の窓口ではダメだよ!

身近で信頼できる人を探しておこう!

自分で貯めた大事なお金です!

しっかり守ろうね!

第五の道具・より良きところに住め

住居への支払いは心を豊かにする投資と考えよう!

  • 職場まで近い
  • 騒音が無い
  • リラックスできる

これらのことは自分にとって大事な投資です。しっかり見定めようね!

”住居は幸せな生活と密接に関わっており、その幸せは貯金を増やすモチベーションとなる”

とアルカドは説いています!

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ただ”安くて広い”ではダメなんだよ!!

第六の道具・今日から未来の生活に備えよ

人間はいつか老いて、いつかは死にます。

毎月少しずつお金を積み立てておけば、自分が病気や老人になって動けなくなった時のことや自分が死んだ後、家族に貯えを残すことができます。

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今のうちから未来のこともしっかり考えておこう!

第七の道具・自分こそ最大の資本にせよ

ここまで6つの道具を学んできましたが、”お金持ちになれる者”と”なれない者”に分かれます。

その境界線は

”動いた者””そうでない者”

です!

”動いた者”とは学んだことを実践した者や、自己投資をした者です!

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”実践=行動”をすれば一歩ずつ確実に進むことができます!

まずは学んだことを一つでもいいから実践してみよう!

「黄金を増やす七つの道具」 をさらに昇華させた”五つの黄金法則”

物語の中でバンシルは財産を失いました。

アルカドはバンシルが財産を失った時に見るように、「知恵の袋」を渡していました。

その内容は、バンシルが金を失い、飢餓に苦しむ今だからこそ、その意味が理解できるからです。

その五つの黄金法則はこう記されています。

一. 家族と自分の将来のために、収入の十分の一以上を蓄える者の元には、黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう

二. 黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、黄金は懸命に働く事だろう

三. 黄金の扱いに秀でた者の助言に、熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう

四. 自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは、黄金は離れていくだろう

五. 非現実的な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑の言葉にのったり、己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう

 

まとめ

 

”お金持ち”というのは

 「お金の増やし方を知っている者」

知恵を持ち、その通りに行動すれば

 誰だってお金持ちになれる!

わたし達は忙しい日常の中、ただ”その日の魚”の事しか考えていません。

お腹を減らした時に”その日の魚”をもらっても、食べ尽くせば終わりですが、”魚の釣り方”を教われば明日も生きて行けますね!

お金を増やす知恵を学んでも実行しないと意味が無いと本書から学びました。

そして大富豪になったバンシルが最後にたどり着いた答えはこうでした・・・

「お金」なんて『おまけ』

人に感謝されるように、今、懸命に仕事をする

そのことが一番大事で、それさえ続けていれば必ず光が差す

その光はお金だけじゃなく心をも満たす

だからお金持ちになった者も仕事を続けるんだ

そうすればお金は後からついてくる

感謝を忘れちゃいけないぜ

「バビロン大富豪の教え」第八章から引用

本書を読んで、自分だけが満足することなく、人とのつながりを大事にしていこうと思いました。

そして、何よりもまずはわたしのもっとも身近な家族を大切にして生きていきます。

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この物語が百年たった今でも世界中で読まれていることが良く分かります。

いつの時代にも通用する知恵を身につけて、お金に振り回されることのない人生を歩んでいきたいもの

「バビロン大富豪の教え」著者:ジョージ・S・クレイソン  漫画:坂野 旭   企画.脚本 大橋 弘祐