20.  妻と一緒にコロナの入院生活

妻と一緒にコロナの入院生活

わたしが入院して2日後、自宅療養していた妻から電話がありました。

妻の症状が悪くなり、熱が上がってきたとの事でした。

妻は保健所の方の指示に従い、近くの総合病院にCTの検査に行きました。

結果は

「コロナで肺炎になっています!」

「今日、入院してください!」

とのことでした。

妻も肺炎・・・大丈夫かな・・・

ものすごく心配でした。

妻から電話があり、

「パパと同じ病院で入院することになったよ!」

「一緒の病院で良かった!」

妻の声を聞くと大丈夫そうで、すこし安心しました。

妻は自分で車を運転し、病院にきました。

部屋はわたしの部屋の一つ飛びの個室です。

もちろん接触はできません。

病院の先生が

「奥さんも病室に入られました」

と教えてくれました。

保健所の方が夫婦だから一緒の病院にしてくれたのかな?

配慮してくれたんだろうな。

ありがたい・・・

本当に良かったです。

妻もわたしと同じ、注射、点滴の洗礼を受けました。

妻の点滴が終わると連絡をとりました。

妻は

「一緒の病院で良かったね!」

と嬉しそうでした。

夫婦でコロナの入院・・・

なんとも複雑な気持ち・・・

妻から

「パパが持って行ったWI-FIの電波が使えるよ」

「ラッキー!」

病院はWI-FIの設備がなく、わたしはポケットWI-FIを持って行っていました。

一つ飛びの部屋でも、電波が入るみたいです。

妻が入院し、なんだか気持ちが楽になりました。

これまでは、コロナで会社に迷惑かけた・・・

妻にまでコロナを移してしまった・・・

なんて最悪なんだ・・・

と悲観的な考えでしたが、

WI-FIが使えてラッキー!」

の言葉で、少々気が抜けました。

でも、自分もキツイ中で、わたしに心配させまいとしているんだなと思いました。

今に思えば、当時はまだ病床も余裕のある時期でしたので、夫婦で同じ病院に入院できたのは、

不謹慎な言い方かもしれませんが本当に「ラッキー」だったのかもしれません。

本当に感謝します。

こうして夫婦の入院生活がはじまりました。

 

つづく・・・

今日も良い一日でした(^^)/

ゴンの散歩の途中にて